2022年は”楽しい1年”だった
“楽しい1年だった“というのが1年を通じての感想です。
その要因の1つには主戦場の変化があります。
これまでの「開発チームやプロダクトチームに関わりながら、その延長線上で組織全体の変化に取り組む」という文脈から、「組織全体をより良くしていきたい。そのためにまずはあるプロダクトチームや事業部から取り組む」という文脈の関わり方が増えていきました。
もう1つは共に歩む仲間たちの存在です。
前職でも一緒にやっていた市谷さん(@papanda)以外にも新井さん(@araratakeshi)、森實さん(@samuraiRed)といったアジャイルや組織について経験豊かな人たちがいます。
このような仲間たちと同じ現場に立つことで、いろいろな経験や知見を交換し、学び合えている点も楽しいところです。
さらに、2021年に比べると東京方面や三原や名古屋といったクライアントの現場にも足を運び、実際の利用者や関係者、またチームと同じ時間、体験を共に過ごしたことも楽しく感じました。
勉強会やカンファレンスでの発表
外部の勉強会やカンファレンスで話す機会は2021年に続き少な目でした。
ただ、支援先の様々な現場で、新しいチーム向けのAgile&Scrum概論を何度もしたり、OKRに取り組もうとする組織向けのOKRの解説、また若手向けのタスクマネジメントのトレーニングなどいろいろやっていました。
DevLOVE関西を2年半ぶりに実施した
勉強会つながりでは、2年半ぶりのDevLOVE関西をオンサイトで実施しました(組織づくりの話(オンサイト))。
参加者数人で小さなグループでテーマに沿って話すダイアログで、誰かの困り事にそれぞれの経験を伝えあったりしている風景はとても懐かしく、そして楽しく、嬉しいものでした。
いろいろ久しぶりすぎてなにをしてよいか段取りなどを忘れている自分がいましたが、状況を見ながら2023年はもう少し継続的にこのような場づくりをやっていきたいと考えています。
63冊の本を読んだ
読書数は63冊で、ほぼ2021年と同程度でした。
2021年の傾向から引き続いて、組織づくりやそこにおける人々の考えや行動に関する本を多く読みましたが、2022年は「組織を芯からアジャイルにする」や「ゾンビスクラムサバイバルガイド」、「アジャイルメトリクス」などのアジャイルに関する良書も多く、いろいろ考える機会を持てました。
サイドプロジェクトをもう1年間やってみた
2021年から細々と取り組んでいたサイドプロジェクトも引き続き同じペースで取り組んでいました。
何度か仮説検証して、ランディングページ(あなたの習慣化をサポートするHabitee(ハビティー))を作ったり、有料化してみたりとして、2022年もいろいろ検証、実験ができました。
その他の取り組んだこと
アジャイルコーチとスクラムマスターの集い
2019年の時もとても楽しかったアジャイルコーチとスクラムマスターの集いに参加しました。場所も一緒に参加した人もそこでの会話もやはり楽しく、学ぶことが多かった3日間でした。
EQ(Emotional Intelligence Quotient)
“感情の取り扱い”は前々から興味があったテーマで、知人がこのあたりに詳しいことがわかり、学ぶ機会をうまく得ることができました。
EQのアセスメントなどを通じて、自分の感情へのアクセスする時の癖や解釈などいろいろわかることが増えて楽しかったです。
洋書を読了
洋書をDeepLの力を借りながらですが、2冊ほど読み終わりました。
2019年から毎日3年以上続いている英会話、それに伴う勉強などを通じて、英語に対する苦手感は減ったような気がします。
プレーしたゲーム
もともとRPGやSRPGが好きでちょくちょくしていたのですが、2022年は例年以上に遊びました。
- ブレイブリーデフォルト2
- 両手いっぱいに芋の花を
- Divinity: Original Sin – Enhanced Edition
- DragonAge:Origins Awakening
- Dragon Age:Origins
- オクトパストラベラー
- マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス
- トライアングルストラテジー
- Divinity:Original Sin 2
- Dragon Age: Inquisition
- Kingdoms of Amalur Re-Reckoning
2023年はどんな1年にしたいか?
まずは、1月のRSGT2023で、Outcomeにフォーカスするチームへのジャーニーをお話します。
また、レッドジャーニーもプラチナスポンサーとしてブースを出しています。
RSGT2022でもそうでしたが、やはりリアルに多くの人がいる場所でお話したり、その前後にホワイエなどでいろいろな人とお話できた現地の雰囲気が相変わらず素敵だったので、2023年も現地に行くつもりです。見かけてたら気軽に声をかけてくれるととても嬉しいです。
おそらく2023年も引き続き、組織の変化に外から関わることが多くなると思います。私たちはこれを”組織アジャイル”と呼んだりしますが、この取り組みは独特の難しさがあります。
1つのプロダクトチームにフォーカスすることと違い、”プロダクト”というもののわかりにくさ、関係者の多さ、立場や考えの幅の広さ、そして組織にある”これまで”など様々な要素があります。
その中で、これまでと違うなにかを生み出していくのは相当の覚悟が必要ですし、覚悟だけでなんとかならない難しさもあります。
このような“組織アジャイル“をレッドジャーニー、それぞれの組織の中の人と共に進めていくのが2023年のメインテーマと考えています。
というわけで、2023年もよろしくお願いします。
Photo by Sean Oulashin on Unsplash