トラックナンバーを考える

仕事のやり方

プロジェクト上で強く意識するキーワードに「トラックナンバー」があります。

意味は「トラックに轢かれるとプロジェクトの遂行が困難になる最少の人数」です。
はてなキーワード
#周りではあまり使われていませんが、初めてこれを知った時は「なるほど!」と衝撃でした。

不吉な例え話ですが、「トラックナンバーが1」だと(轢かれた人はもちろん)、残されたメンバーも別の意味で不吉な運命を辿ることが多いと思います。

そんなある日、(トラックナンバーを知らなかったので)この話をした同僚と…

同僚:「(自分以外に知っている状況が)甘えを産み、責任感が希薄になるのでは?」
私:「トラックナンバー云々の問題ではない気もしますが…。それぞれのタスク(や機能)の主担当を決めれば良いと思いますよ」
同僚:「本来1人で済んでいた工数が2人分かかり、無駄が発生しているのでは?」
私:「短期的に見たらそうかもしれませんね。一方、(品質面や引き継ぎ時などを考えると)中長期的に見るとプラスになると思いますよ」

…なんていうやり取りをしました。

他の大きなメリットとして「信頼度の違い」があると思います。
(性格的なものかもしれませんが)「自分以外にも(チェックや検討してくれる)メンバーがいる!」→「だから自信を持って(=信頼して)進める」状況になり、質量とも生産性はグッと上がります。

プロジェクトの工数や予算の関係上、こういう状況を作るのは難しいことも多いのも事実ですが、「1人1システム担当×5人」ではなく、トラックナンバーを考えたフォーメーションも必要だなぁと思うわけです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo via Visual Hunt

コメント

タイトルとURLをコピーしました